手話を習得しようと思っている人は結構多いでしょう。
私は手話教室で先生から習っているわけではありませんが、本と教育テレビなどを利用して一人で学習中です。
素人の私が知る範囲で手話を学ぶための材料をあげてみます。
手話の本
何か学ぶなら本が中心になるでしょう。
初歩の手話の本
手話を全く知らないところから学ぶなら、全く手話を知らない人を対象にしている初歩からの手話の本を読むと良いでしょう。
次々に新しい本が出版されていると思いますが、私ははじめに以下の「見ておぼえるやさしい手話」(谷千春 著)を読んで学びました。
手話を全く知らない人向けに、手話の初歩の説明と、初歩的な会話の手話が写真で収録されています。
同じ著者の最近の本で以下のようなものもあります。
その他の初歩本
あ・い・う・え・お……を示す「指文字」は早い段階で暗記しておいた方が良い
「ありがとう」「学校」などを1つの動作で表す通常の手話以外に、「あ」「い」「う」「え」などの音を表す指文字があります。
当てはまる手話がない場合に指文字を使ったりします。
手話の会話の中では部分部分で頻繁に指文字が使われるので、手話を学び始めたら早い段階で指文字は暗記してしまった方が良いでしょう。
手話の初心者向けの本ならたいてい指文字一覧が載っています。
私は知り合いの方から最初に指文字一覧を頂いた
私の場合も、手話の学習をすすめて下さった方から最初に頂いた資料は指文字一覧でした。
手話の辞典 知っている単語を増やす
手話の初歩の本で初歩的な単語を覚え、手話の語順やその他の基礎的なことを知ったら、さらに知っている単語を増やさないと他人の手話を見て理解したり、手話で会話したりすることがあまりできません。
そこで手話辞典でひたすら知っている単語を増やす作業も必要でしょう。
私は以下の、全日本ろうあ連盟「わたしたちの手話学習辞典」で単語を覚えている最中です。
教育テレビの手話の番組
本で学ぶ以外に、実際に手話で話している様子を見て読み取るような練習もした方が良いでしょう。
教育テレビで手話の番組がいくつかあります。
みんなの手話
「みんなの手話」は教育テレビで現在放送されている手話の番組の代表的なものです。1回30分弱くらいの番組です。
忙しくて腰を落ち着けて見る暇がなければ、自分で手は動かせませんが食事をしながら見ても良いでしょう。
食べながらでは自分で話す練習はできませんが、他人の手話を読み取る練習はできます。
以下の番組公式サイトに各回の会話の場面などが動画配信されています。
5分でみんなの手話
「みんなの手話」の主要な部分だけ抜き出した「5分でみんなの手話」という5分番組があります。
手話シャワー 手話を連発で繰り返して覚える番組
「手話シャワー」というミニ番組があります。
これは生徒さんがたが連発で手話を繰り出し、こちらも後に続いてその手話を繰り返すことで手話が覚えやすくなっている番組です。
実際に十代の人がたが日常で使っている手話が紹介されるので、教則本に載っている手話と多少異なる型が出てきたりします。
以下の番組公式サイトで動画も配信されています。
手話シャワーを検索すると以下のサイトもあります。上記のサイトと以下のサイトのどちらがメインのサイトなのかよく分かりません。
手話に関するウェブサイト
NHK手話CG 動画版の手話辞典のような感じのサイト
「NHK手話CG」というサイトで、単語で手話を検索し、手話の動作をCG動画で再生できます。
手話辞典で手話の検索はできますが、「NHK手話CG」ではイラストや写真ではなくCGの動画で確認できるので、手話辞典のイラストを見ただけではどのような動作か分かりにくい手話を調べるのにも便利でしょう。
このサイトの各手話の再生ページには評価結果を送信するフォームがあり、さらに精度を高めるなどの更新が行われているらしいです。
新しい手話の動画サイト
世の中には次々に新しい言葉が出てきます。
そこで新しい言葉の手話も次々に作られ、日本手話研究所の「新しい手話の動画サイト」で知ることができます。
全日本ろうあ連盟
全日本ろうあ連盟のサイトで連盟の出版物を購入したりできます。
その他の手話の話題
主人公たちが手話で話している高峰秀子主演の「名もなく貧しく美しく」という映画がありました。
以上、素人の私が知る範囲で手話を学ぶための材料をあげてみました。