プリンター用紙は消耗品です。特に仕事でプリンターを使用していると、毎日結構な枚数の用紙を消費するでしょう。
中でもコピー用紙は最も消費するプリンター用紙です。
この用紙を環境負荷の低い物を使うか高い物を使うかによって、近々人類が滅亡するか、かろうじて存続できるかに大きく影響します。
主な環境対応コピー用紙をご紹介します。
もちろん、近くの店に売っていれば徒歩か公共交通でそこへ行って買うと良いでしょう。宅配やマイカー利用で二酸化炭素を出さずに済みます。
ビジネス存続のため、環境負荷の低い用紙を使うと良い
ビジネス存続のため、環境負荷の低い用紙を使うと良いでしょう。
環境負荷の高い紙を使用すると人類の存続が不可能になり、ビジネスどころではなくなります。
人間でも他の生き物でも、活動すると環境負荷はかかる
人間でも他の生き物でも、生きて活動していればし尿やその他の廃棄物も出て、環境負荷をかけるでしょう。
しかし、例えば人間や他の生き物が廃棄物を出したとしても、他の生物が分解してくれたり、雨風で粉々になったり、その他色々な仕組みを通じて自然界で循環していくでしょう。
おかげで、環境負荷をかけても生き物は生き続けられます。
ところが、例えば廃棄物を出したとして、自然界で循環されるスピードより速いペースで廃棄物を出し続けると、廃棄物が溜まってきて破綻して、廃棄物を出していた生き物は絶滅するなりするでしょう。
人間の場合、他の生き物より生産力が高い分、現状では自然界の循環のスピードより廃棄物を出すペースが速く、このままでは破綻して絶滅しそうであることが、報道などでも伝えられて知られています。
ということで、人間であれ他の生き物であれ、かける環境負荷を自然の循環のスピードの範囲内で収められるか、超えてしまうかが、存続できるかどうかの分かれ目ということになるでしょう。
紙の生産や利用も自然の循環のスピードの範囲内で収める必要がある
人類が存続するために、紙の生産や利用も自然の循環のスピードの範囲内に収める必要があります。
極端な例で言えば、熱帯雨林を丸裸にして木材を入手して紙を作れば、安いかもしれませんが環境負荷が大きすぎて文明は維持できません。
一方、何十年かのサイクルを考えて管理している地元の森林から木材を得るなど、自然の循環のスピードで十分追いつくくらいの環境負荷しかかけずに紙を作ると、適正なコストがかかりますが、文明が維持できてビジネスも創作活動も続けられます。
詳しくは以下の書籍等で秩序立てて説明されています。
参考書籍
信頼できる国内メーカーが真面目に作っている紙はある程度環境負荷を抑えられているらしい
紙はボロ布や草や木から作ります。
現代であればほとんどは木から作ります。
そして紙を回収してまた紙を作れます。
製紙業は他の工業と比べて、一回作って廃棄して終わらず紙を回収してまた原料にしたり、製造過程で出る物質もまた使うなど、循環して使う仕組みが昔からあるようです。
ですので、熱帯林を丸裸にしているような悪質なメーカーの激安の紙などは避けた方が良いでしょうが、ある程度信頼できる国内メーカーが真面目に作って適正価格で販売されている日本製の紙ならある程度環境負荷は抑えられているらしいです。
とはいえ、紙の原料のチップの多くは輸入した物であり、紙も大量に使えば環境負荷は大きくなるので、生活やビジネスを続けるには環境負荷の低い製品を選んで節約して使う必要があることに変わりはないでしょう。
参考書籍
環境負荷が小さいかどうかは第三者機関の認証などを目安にするのも良い
環境負荷が小さい商品なのかどうかを判断するとき、第三者機関が与えている認証などを目安にすると良いでしょう。
第三者が調べて環境負荷が小さいと見なした商品なら、ある程度環境負荷が低い可能性が高いでしょう。
一方、もし商品を作っているメーカーが自分で環境負荷が低いと言っているだけではあまり信用性が高くないでしょう。
極端な例で言えば、現在色々な生き物達が安泰に暮らしている大森林を伐採して丸裸にした上、紙を作るのに適した単一の木を大量に植え直して紙の原料としたら、植林木を使用した商品です、と商品に記載できるかもしれませんが、植林木という良いイメージとは裏腹にとてつもなく環境負荷が高い商品だと思うでしょう。
参考リンク
環境負荷が少し低そうなコピー用紙の例
A4コピー用紙
コクヨ KB-SS39
エコマーク認定商品
コクヨ KB-39N
FSCミックス
シャープ PP118MA4
FSCミックス
コクヨ工業滋賀 ヨシコピー用紙 A4 KPS-R39
FSCミックス
やしまR
グリーン購入法適合品
「やしまR」のメーカーのページ
キヤノン CANON コピー用紙/レーザープリンター用紙 GF-C081 A4
FSC認証
GF-C104
FSC認証
A3コピー用紙
コクヨ PPC用紙 共用紙 FSC認証 KB-38N
FSC認証
コクヨ PPC用紙 共用紙 低白色再生紙 KB-SS38
エコマーク認定
再生PPC_やしまR_A3
グリーン購入法適合
参考情報 コピー用紙のプリンタープロファイルを自作するのも良い
職場によっては、色管理の担当部署にカラーマネジメントツールがある場合もあるでしょう。
その場合は、カラーマネジメントツールをちょっと借りてきて、コピー用紙用にインクジェットプリンターで印刷するときのためのプリンタープロファイルを作るのも良いでしょう。
コピー用紙に印刷するものなら色にシビアなものはないと思いますが、色がかなり変わるよりは、ある程度カラーマッチングできている方がマシでしょう。
写真用光沢紙などはメーカー純正紙があるので、メーカー純正紙に印刷するときはプリンター付属のプリンタープロファイルを使用すると正常に印刷できます。
一方、コピー用紙に印刷する場合、プリンター付属のプリンタープロファイルで無難そうなものを選んでも、結構色が変わってしまいます。
コピー用紙用にプリンタープロファイルを自作しておけば、カラーの文書もそこそこ良い色になります。
参考記事
以上、主な環境対応コピー用紙をご紹介しました。
参考記事