四六判、菊版のような全紙などからA4判やB5判などのサイズの紙が何枚とれるかを計算したり、プリンター用紙にL判サイズの写真が何面付けられるかなどを計算するツールです。
※オフセット印刷の業務に利用できるような専門的なものではなく、ちょっとした計算やインクジェットプリンター出力などに使える程度の簡易的なものです。
紙の面付けの計算器
「目的の仕上げサイズ」で切り出したいサイズ(例えばA4判など)を選び、「元の全紙などのサイズ」で面付けする元の用紙のサイズ(例えば菊判など)を選び、1枚あたり最低限確保した余白があれば「最低限確保したい余白」に入力して下さい。
サイズの選択欄で「寸法を手動入力」を選択した場合は縦横の寸法の入力欄に数値を入力してください。
最後に「計算する」をクリックしてください。
このツールの使い道
インクジェットプリンターで写真を印刷するとき
インクジェットプリンターで写真を出力するとき、例えばA3ノビの用紙にA4判サイズを2面付けて出力するなど、複数の枚数を面付けして出力するケースはよくあります。
A3ノビの用紙にトンボ付きでA3判の写真を出力するなど、トンボを付けて仕上げサイズより一回り大きいサイズの用紙にプリンター出力することもよくあります。
そのようなとき、どの用紙にどの向きに並べると無駄なくちょうど良い状態になるか手軽に確認できます。
印刷の面付けの簡易的な確認
必要な仕上げサイズの紙が四六判や菊判の全紙などから何枚取れるか簡易的に調べられます。
余白が狭すぎるとオフセット印刷ができないので注意
オフセット印刷では通常は3mmの塗りたしを確保したトンボという印のようなものも印刷します。
オフセット印刷をするときは印刷機の爪というものが紙をつかんで搬送するため、爪がつかむ部分は印刷できません。
爪がつかむ部分でなくてもオフセット印刷は紙の端ギリギリまで印刷できるものではなくいくらか余白が必要です。
印刷後に断裁機で規格サイズに断裁したりする作業でもいくらか余白が必要です。
そのため、印刷する場合は余白が1mmや3mmなどしかないような状態でびっしり面付けするようなことはできません。
印刷業であれその他の業種であれ、同じ会社の中でもさらに分業が進んでいるため、どのくらいの余白を確保する必要があるかは印刷機担当の人や製本担当の人や工場を統括している部署の人などに教えてもらう必要があります。
参考資料 用紙の全紙や規格のサイズの例
名称 | 寸法 |
---|---|
ハトロン判 | 900×1200mm |
四六判 | 788×1091mm |
菊判 | 636×939mm |
B列本判 | 765×1085mm |
A列本判 | 625×880mm |
三三判 | 697×1000mm |
新聞用紙の基準寸法 | 546×813mm |
B1判 | 728×1030mm |
A1判 | 594×841mm |
B2判 | 515×728mm |
A2判 | 420×594mm |
B3判 | 364×515mm |
A3ノビ | 329×483mm |
A3判 | 297×420mm |
B4判 | 257×364mm |
A4判 | 210×297mm |
B5判 | 182×257mm |
A5判 | 148×210mm |
B6判 | 128×182mm |
A6判 | 105×148mm |
印画紙の全紙 | 457×560mm |
印画紙の半切 | 356×432mm |
四切ワイド | 254×366mm |
印画紙の四切 | 254×305mm |
六切ワイド | 203×305mm |
印画紙の六切 | 203×254mm |
印画紙の八切 | 165×216mm |
2L判 | 127×178mm |
キャビネ判 | 120×165mm |
KG判 | 102×152mm |
はがき | 100×148mm |
L判 | 89×127mm |
名刺 | 55×91mm |
板紙のL判 | 800×1100mm |
板紙のM判 | 730×1000mm |
板紙のK判 | 640×940mm |
板紙のS判 | 730×820mm |
板紙のF判 | 650×780mm |
グラシン紙 艶倍判 | 762×1016mm |
グラシン紙 艶判 | 508×762mm |
新聞のブランケット判 | 406×546mm |
新聞のタブロイド判 | 273×406mm |