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松本零士のまんが「男おいどん」を読んで心を休める

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 仕事で疲れたら「男おいどん」を読んで心を休めるのも良いでしょう。
 松本零士のまんが「男おいどん」は非常に孤独な青年が主人公の漫画です。
 ギャグ漫画の一種ですが、孤独なビジネスパーソンの心が癒される漫画でもあります。

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松本零士「男おいどん」は孤独な青年が主人公の少年まんが

 松本零士の「男おいどん」は1970年代に少年漫画雑誌に連載された漫画です。
 ジャンルとしてはギャグ漫画の一種です。

 松本零士は「銀河鉄道999」などを描いている漫画家です。

登場人物たち

主人公の大山昇太について

 主人公の大山昇太(おおやまのぼった)は諸事情で夜間部の高校を中退し、「下宿館」という名前の食事付き下宿ではない下宿に間借りし、ラーメン屋のアルバイトなどをしながら再び高校へ通うことを当面の目標としている青年です。
 年齢は正確には不明ですが、20歳前後だと思われます。

 一人で間借りで暮らす場合一人分の洗濯をするのも手間なのでできるだけ洗濯の回数を減らすためだと思いますが、猿股の一種と言える縞模様のトランクスタイプのパンツを大量に所有し押し入れにしまっています。
 パンツを1回履き終わると押し入れに戻して別の1枚を取り出して履き、それを履き終わるとまた押し入れに戻して別の1枚を履き、最終的にパンツが風化して履けなくなると廃棄する、という暮らしをしています。

 押入れのパンツからキノコがはえてきて、大山昇太はそのキノコを「サルマタケ」と名付け、食用にしています。
 実際に松本零士が若い頃に押入れかどこかでキノコが生え、調べてみると一応食用も可能なキノコだったというエピソードがあったらしいです。

 大山昇太はインキンタムシになり、日光消毒で治療を試みたり、「マセトローション」という薬を塗ったりする場面がよく出てきます。

 大山昇太はかなり孤独です。
 「下宿館」の大家さんや、アルバイト先のラーメン屋の店主や、「下宿館」の住人らとのやり取りはありますが、基本的に孤独で、各話の最後は孤独感と先の見えない不安に苛まれて眠りにつくようなケースが多いです。

「下宿館」の大家、山田マスさんについて

 大山昇太の住む「下宿館」の大家さんの山田マスさんは昇太に比較的協力的な良い人です。
 女性で、年齢は不明ですが、おそらく50代から80代の範囲くらいだと思われます。

 「下宿館」は食事付きの下宿ではありませんが、大家さんが昇太に食べ物を提供している場面はよくでてきます。

トリについて

 物語の途中から大山昇太は部屋で「トリ」という名前の鳥を飼い始めます。
 「トリ」は見た感じコンドルのような雰囲気の大型の鳥です。
 この鳥のキャラクターは松本零士のSF作品などでもよく出てきます。
 「トリ」は放し飼いです。大家さんに隠れて飼っているわけでもなく、大家さんも公認で自由に暮らしています。

隣の下宿の学生について

 「下宿館」の隣にも下宿が建っており、その下宿の2階にも大山昇太と少し似たような境遇の学生が住んでいます。
 双方の部屋はちょうど隣同士の位置関係で、窓から顔を出して話をしたりできます。
 それほど親密な友人関係というわけではありませんが、互いに励まし合い、縞模様のトランクスタイプのパンツを贈りあったりしています。

ラーメン屋の店主

 大山昇太はラーメン屋でアルバイトをして生活費を得ています。
 ラーメン屋の店主は大山昇太に協力的で、よくラーメンライスを無償で提供したりしています。

「下宿館」の住人について

 「下宿館」の住人の出入りは結構激しいです。
 満室になることもあれば、大山昇太しか住んでいない時期もあります。
 各部屋の住人も頻繁に変わります。
 順風満帆な人生を送っている人が入居することも多く、また困難を抱えている人が入居し短期間で去っていくようなケースも結構あります。

ストーリーの雰囲気

 「男おいどん」はギャグ漫画で、大山昇太の日常の暮らしで起こる意味不明な出来事などを題材にした面白いストーリーが展開されます。
 続き物というわけでもなく、各話で一応完結します。
 話の最後は「下宿館」の部屋で大山昇太が孤独と不安に苛まれ、耐えて眠りにつきます。

「男おいどん」を読む方法

 「男おいどん」は古い漫画ですが古本で簡単に手に入ります。

 私は普通の単行本の「男おいどん」を持っています。

 1996年頃には文庫本タイプの復刻版のようなものも出版されました。

 現在は電子書籍としても出版されています。

「男おいどん」と関連する松本零士作品

元祖大四畳半大物語

 「男おいどん」は少年漫画ですが、「男おいどん」の青年漫画版と言えるような「元祖大四畳半大物語」という漫画があります。
 話の舞台も主人公も「男おいどん」と似ていますが、話の雰囲気はかなり異なります。

大純情くん

 「男おいどん」と舞台が似ている面白いSF漫画に「大純情くん」という少年漫画があります。
 「男おいどん」と同様に四畳半の下宿のような住居が出てきますが、全く話は異なります。
 「男おいどん」と「銀河鉄道999」を合体させたような雰囲気です。

ワダチ

 「男おいどん」と少し似ているSF漫画に「ワダチ」という少年漫画があります。
 主人公は「男おいどん」の大山昇太と非常に似ていますが、話は全く異なり、かなりSFの話です。

「銀河鉄道999」の「大四畳半惑星の幻想」の巻

 テレビアニメ「銀河鉄道999」に「大四畳半惑星の幻想」という話があります。
 「大四畳半惑星の幻想」には大山昇太とよく似た青年が出てきて、下宿のような雰囲気のところに住んでいて、999のパスを紛失したか何かして困っている星野鉄朗を色々と助けてくれます。

参考

松本零士 零時社 オフィシャルサイト
松本零士 零時社のオフィシャルサイト。松本零士氏、および零時社のお知らせの発信を行います。各種お問い合わせについてはお問い合わせフォームより受け付けています。