写真をRawで撮影して現像するとき、自分で作ったカメラプロファイルを適用します。するとスタート時点の色が適正な色になるので、現像作業がしやすいです。
ここでは、カメラプロファイルを自作してRawデータに適用するのに必要なツール類の一例をご紹介します。
カメラプロファイルの作成、適用に必要なツール類の一例
必要なもの1 カラーターゲット
カメラプロファイルの作成のためには、撮影するときと同じ環境でカラーターゲットを撮影します。
Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
カラーターゲットの中では、CalibriteのColorChecker Passport Photo 2が手頃です。
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Calibrite ColorChecker Classic
「ColorChecker Passport Photo 2」よりサイズの大きいカラーターゲット「ColorChecker Classic」もあります。
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ColorChecker Digital SG
「ColorChecker Passport Photo 2」「ColorChecker Classic」よりパッチ数の多い「ColorChecker Digital SG」もあります。
一般的には、カラーターゲットのパッチ数はある程度多い方が精度の高いカメラプロファイルを作成できる可能性が高いです。
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必要なもの2 カメラプロファイル作成用のソフト
カラーターゲットを撮影したデータをもとに、カメラプロファイル作成用のソフトを使ってカメラプロファイルを作成します。
Calibriteのカメラプロファイル作成用のソフト「ColorChecker Camera Calibration」は「ColorChecker Passport」などのカラーターゲットに付属しています。
必要なもの3 カメラプロファイルを作成したり、Rawに適用したりするRaw現像ソフト
カメラプロファイル作成時にカラーターゲットを撮影したRawデータを操作するためにRaw現像ソフトが必要です。
また、完成したカメラプロファイルを実際に適用してRaw現像するにもRaw現像ソフトが必要です。
Calibriteの「ColorChecker Passport Photo 2」「Calibrite ColorChecker Classic」「ColorChecker Digital SG」などのカラーターゲットと以下のソフトがあれば、カメラプロファイルの作成、適用ができます。
- Adobe® Photoshop®(に付属のプラグイン「Camera Raw」)
- Adobe® Photoshop® Lightroom®
- Adobe® Photoshop® Elements(に付属のプラグイン「Camera Raw」)
datacolorのカラーターゲットは仕組みが少し異なる
datacolorの「Spyder CHECKR」「Spyder Checkr 24」などのカラーターゲットを使ってカメラのカラーマネジメントができます。
datacolorのカラーターゲットを使ったカラーマネジメントでは Camera Raw や Lightroom Classic などのプリセットを作って適用します。Calibriteのツールのようにカメラプロファイルを作って現像ソフトのカメラプロファイル適用欄でプロファイルを適用する方法とは異なります。
参考記事

以上、カメラプロファイルを自作してRawデータに適用するのに必要なツール類の一例でした。
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