モニターの表示とプリンターの印刷結果の色を合わせるなど、カメラ、スキャナー、モニター、プリンターなどの機器で色を正確に扱うため、カラーマネジメントシステムを利用して色の管理をします。
カラーマネジメントを行うには専用の機器が必要ですが、種類がたくさんあってまぎらわしく、どの機器が必要なのか分かりにくいです。
ここでは、カラーマネジメントを行うためにどのようなツールを用意すると良いか、一例をご紹介します。
- 機器などを買うときの参考情報
- ディスプレイのカラーマネジメントに必要な機器
- 普通のモニターのキャリブレーションを行なう機器
- Calibrite Display 123
- Calibrite® Display SL
- Calibrite® ColorChecker Display
- datacolor「SpyderX Pro」
- X-Rite® i1Display Studio(アイワン・ディスプレイ・スタジオ)(販売終了)
- Calibrite Display Pro HL
- Calibrite ColorChecker Display Pro
- datacolor Spyder X2 Elite
- X-Rite i1Display Pro(アイワン・ディスプレイプロ)(販売終了)
- datacolor SpyderX Elite(販売終了)
- 動画を扱う業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツール
- モニターキャリブレーションツールの機能比較
- カラーマネジメントモニター
- 普通のモニターのキャリブレーションを行なう機器
- プリンターのカラーマネジメントに必要なツール
- カメラのカラーマネジメントに必要なツール
- Calibrite ColorChecker Classic
- Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
- Calibrite ColorChecker Digital SG
- Datacolor SpyderCheckrPhoto
- Datacolor SpyderCHECKR24
- Datacolor SpyderCHECKR
- SpyderX Capture Pro
- Calibrite ColorChecker Studio
- i1Photo Pro3(生産終了)
- Raw現像時のホワイトバランスと露出の調整のツール
- その他 大きいサイズのカラーターゲット
- ColorCheckerターゲット用ケース
- スキャナーのカラーマネジメントに必要なツール
- 測色器などの電子機器の廃棄方法 〜小型家電リサイクル法に基づいて〜
機器などを買うときの参考情報
物の製造には深刻な国際問題も関係しています。
当然ながら、機器を使用する私たちユーザーも国際問題の当事者の一人です。
仕事や創作活動などを意義あるものにするため、物を買う場合は社会的責任を果たしているメーカーや店の製品を選びましょう。
武装勢力や児童労働と関わりのある原料を使っていないかどうか
報道によれば、電子機器などの製造に必要な鉱物は武装勢力の資金源になっている鉱山で生産されたり、児童労働につながっているものもあるということです。
参考
華井和代「紛争下の性暴力の構造と日本の取り組み」ーデニ・ムクウェゲ医師来日講演会:平和・正義の実現と女性の人権
デニ・ムクウェゲ「コンゴ東部における性暴力と紛争鉱物(日本語字幕)」ーデニ・ムクウェゲ医師講演会2016
【アムネスティ】スマートフォンに隠された真実:あなたのケータイ、「児童労働」につながっていませんか?(日本語字幕付※設定をONにしてください)|アムネスティ日本
参考リンク
参考書籍
「人新生の「資本論」」で先進国から他の貧困国へ環境汚染その他の被害が押し付けられ外部化されていることが説明されていました。
メーカーの取り組みを確認する方法
電子機器などを購入する場合、紛争や児童労働などに関わりのない鉱物を使用しているかどうかなど、製造メーカーがきちんと管理された道筋で原料を調達しているかどうかを確認すると良いでしょう。
検索サイトで「メーカー名 + 紛争鉱物」などで検索すると、そのメーカーの公式サイト内の紛争鉱物の問題への取り組みに関するページなどが見つかります。
真面目に取り組んでいるメーカーなら、原料調達に関する取り組みについての記載があり、具体的な調査結果などを公開し、どのくらい調べているかの説明や、完全には調べ切れておらず紛争鉱物を調達してしまっているおそれがあるという説明があったりします。
一方、メーカーによっては「紛争鉱物の問題に取り組んでいる」と書いてあるだけで、取り組みの具体的な内容や結果について全く説明が載っていないメーカーもあります。
使用後の製品の回収について説明されているかどうか
物が壊れたら、パソコンやPCモニター等ならPCリサイクルなどに出す、その他の電子機器なら小型家電リサイクルなどに出す、というように法律に従って回収に出す必要があります。
メーカーによっては使用後の機器の回収方法を分かりやすく説明したり、分かりやすい回収申し込みフォームを用意したりしています。
一方、使用後の機器の回収について丁寧とは言えない説明しか載せていないメーカーもあります。
きちんと回収して持続可能な事業活動をしようとしているまじめなメーカーを選びましょう。
激安品より適正な価格の製品を使った方が最終的に自分のビジネスもうまくいく
人権や環境に配慮して真面目に製品を作る場合と、人権や環境に配慮せずに作る場合なら、配慮して作る場合の方がコストがかかるので製品の価格は高くなります。
自分のビジネスや暮らしで人権や環境に配慮して製造された適正な価格の製品を使えば、人権は守られ、地球環境も保全され、生活も仕事もしやすくなり、回り回って自分のビジネスで販売している製品やサービスも激安ではなく適正な価格で販売できる社会になります。地球環境が保全されれば人類滅亡も避けられ文明が存続し、人間以外の生き物も人間の巻き添えで死に絶えたりせずに済み暮らしやすくなり、人間やエゾリスやスズムシやその他諸々の全員にとって仕事もしやすく生活もしやすい世界になります。
参考書籍
ディスプレイのカラーマネジメントに必要な機器
ディスプレイのカラーマネジメントを行うには、普通の液晶モニター等のキャリブレーションをする機器を使うか、カラーマネジメントモニターを使います。
普通のモニターのキャリブレーションを行なう機器
カラーマネジメントモニターではない普通のディスプレイでも、モニターキャリブレーションツールを使用してソフトウェアキャリブレーションが可能です。
以下はモニターキャリブレーションツールの一例です。
Calibrite Display 123
Calibrite® Display 123 はごく簡易的なモニターキャリブレーションツールです。
できるだけ簡単にキャリブレーションを行えるように、設定項目などがわずかしかありません。
メーカーのページ
参考記事
Calibrite® Display SL
Calibrite Display SLは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
メーカーのページ
参考記事
Calibrite® ColorChecker Display
Calibrite ColorChecker Displayは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
メーカーのページ
参考記事
datacolor「SpyderX Pro」
datacolor SpyderX Proは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
メーカーのページ
参考記事
X-Rite® i1Display Studio(アイワン・ディスプレイ・スタジオ)(販売終了)
X-Rite i1Display Studioは初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
メーカーのページ
参考記事
Calibrite Display Pro HL
Calibrite Display Pro HLは中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのDisplay SLよりも設定項目や機能が多いです。測定できる輝度の最大値も大きいです。
メーカーのページ
参考記事
Calibrite ColorChecker Display Pro
Calibrite ColorChecker Display Proは中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのモニターキャリブレーションツールよりも設定項目や機能が多いです。
メーカーのページ
参考記事
- Calibrite「ColorChecker Display Pro」とは中上級者向きモニターキャリブレーションツール
- ColorChecker Display Proの使い方 詳細モードによるモニターキャリブレーションの方法
- Calibrite ColorChecker Display Proによるプロジェクターのキャリブレーションの方法
datacolor Spyder X2 Elite
datacolor Spyder X2 Eliteは初級〜上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのモニターキャリブレーションツールよりも設定項目や機能が多いです。
メーカーのページ
参考記事
X-Rite i1Display Pro(アイワン・ディスプレイプロ)(販売終了)
X-Rite i1Display Pro(アイワン・ディスプレイプロ)は中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのモニターキャリブレーションツールよりも設定項目や機能が多いです。
メーカーのページ
参考記事
- 【旧製品】i1 Display Proとは中上級者向きモニターキャリブレーションツール
- i1 Display Proでモニターをキャリブレーションする方法 簡易モードで
- i1 Display Proの使い方 詳細モードによるモニターキャリブレーションの方法
datacolor SpyderX Elite(販売終了)
SpyderX Eliteは中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのモニターキャリブレーションツールよりも設定項目や機能が多いです。
メーカーのページ
参考記事
【旧製品】SpyderX Eliteとは 中上級者向きモニターキャリブレーションツール
SpyderX Eliteの使い方 基本的なモニターキャリブレーションの手順の一例
動画を扱う業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツール
印刷用やWeb用の写真など、一般的な静止画像を扱う作業なら上記のモニターキャリブレーションツールがあればほとんど問題ありません。
この他に、映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールがあります。下位の機種と比べて測定可能な輝度の上限などに違いがあります。
Calibrite Display Plus HL
Calibrite Display Plus HLは映像制作の業務などにも対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
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参考記事
Calibrite ColorChecker Display Plus
Calibrite ColorChecker Display Plusは映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
Calibrite-ColorChecker-Display-Plus Amazon
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datacolor Spyder X2 Ultra
datacolor Spyder X2 Ultraは映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
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X-Rite i1Display Pro Plus(販売終了)
X-Rite i1Display Pro Plusは映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
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モニターキャリブレーションツールの機能比較
Calibriteの製品の機能比較
Calibriteの以下のページの「適切なソリューションを見つけてください。 役立つ比較表はこちらをクリック。」と書いていあるリンクへ進むと各製品の機能比較表があります。
X-Riteの製品の機能比較
以下のi1 Publish Pro3 のページなどからリンクをたどってi1シリーズのカタログのPDFなどへ進むと、X-Rite製品の比較表などが見つかります。
datacolorの製品の機能比較
datacolorの以下のページにSpyder X Pro、Spyder X2 Elite、Spyder X2 Ultraの比較表があります。
カラーマネジメントモニター
モニター自体にキャリブレーションの機能が備わっているカラーマネジメントモニターはハードウェアキャリブレーションが可能です。
ハードウェアキャリブレーションはソフトウェアキャリブレーションよりも精度が高く、画質も損なわれにくいです。
ハードウェアキャリブレーションが可能なモニターのことを「カラーマネジメントモニター」「カラーマネジメントディスプレイ」などと呼んでいる場合が多いです。
sRGB、AdobeRGBなど、表示可能な色域の違いについて
色域がsRGBをカバーしているカラーマネジメントモニターや、さらに色域が広くAdobeRGBをほぼカバーしているカラーマネジメントモニターもありますが、いずれも正確にハードウェアキャリブレーションができます。
一方、ハードウェアキャリブレーションができない普通の液晶モニターなら、たとえAdobeRGBをほぼカバーしている広色域のモニターであっても「カラーマネジメントモニター」ではありません。
カラーマネジメントモニターを使うときに最も重要なことは正しくキャリブレーションを行えることです。正しくキャリブレーションを行なえれば、一般的な写真なら色域がsRGBくらいの機種でもAdobeRGBのデータをたいてい正確に扱えます。
一方、AdobeRGBをカバーしているカラーマネジメントモニターを使っていても、正しくキャリブレーションができていなければ正確な作業はできません。
カラーマネジメントモニターの例
EIZO ColorEdge CS2400R
EIZO® ColorEdge® CS2400RはsRGBカバー率100%の色域のカラーマネジメントモニターです。
一般的な写真などを扱う作業ならCS2400Rでたいてい問題ありません。
一方、sRGBを超える色もできるだけ再現する必要があればAdobeRGBをカバーしている別の機種が必要です。
CS2400Rは外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
CS2400R本体
CS2400Rの別売測色器
CS400R本体と測色器のセット販売もあります。
CS400R本体+測色器 セット
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参考記事
EIZO ColorEdge CS2400S
EIZO® ColorEdge® CS2400Sは色域がAdobeRGBカバー率99%のカラーマネジメントモニターです。
CS2400Sは外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
CS2400S本体
CS2400S対応の別売測色器
CS2400Sと測色器のセット販売もあります。
CS2400S+測色器 セット
メーカーのページ
参考記事
その他のカラーマネジメントモニター
その他、上記のモニターよりも画面が大きい製品、映像制作の業務に対応した上位の機種のカラーマネジメントモニター、測色器が内蔵されているカラーマネジメントモニターなどもあります。
プリンターのカラーマネジメントに必要なツール
インクジェットプリンターなどで印刷するとき、プリンター出力用のカラープロファイルを使用することで正確な印刷を行えます。
プリンター出力用のカラープロファイルはたいていはプリンターに付属しています。例えばEPSON®のプリンターならEPSON純正紙に印刷するときに使うカラープロファイルが付属しています。
プリンター付属のカラープロファイルを使えばある程度正確に出力できますが、プリンターをしばらく使っていると色が変化し、また同じ機種でもそれぞれのプリンターで多少は出力結果に差があるので、プリンタープロファイル作成ツールを使ってプリンター出力用のカラープロファイルを自分で作ると高い精度でプリンターのカラーマネジメントができます。
Calibrite ColorChecker Studio
Calibrite ColorChecker Studioは簡易的なプリンタープロファイル作成ツールです。
一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンターのプロファイル、レーザープリンターなどのCMYKプリンターのプロファイル、ともに作成できます。
※ColorChecker Studioにはモニターキャリブレーション機能もあり、ColorChecker Studioがあれば普通のモニターのソフトウェアキャリブレーションができます。またColorChecker StudioはEIZO ColorEdge CS2400RやCS2400Sなどの外付け測色器としても使用できます。
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参考記事
- ColorChecker Studioはプリンター・モニター・カメラ等の色管理ツール 初級-上級者向き
- Calibrite ColorChecker Studio でプリンターのカラーマネジメントをする方法
datacolor SpyderPrint
datacolor SpyderPrintは簡易的なプリンタープロファイル作成ツールです。
一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンターのプロファイルが作成できます。レーザープリンターなどのCMYKプリンターのプロファイルは作成できません。
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参考記事
Datacolor SpyderX Studio
SpyderX Studioは、プリンタープロファイル作成ツールSpyderPrintとモニターキャリブレーションツールSpyderX Eliteなどがセットになった製品です。
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X-Rite i1Photo Pro 3(生産終了)
X-Rite i1Photo Pro 3はRGBプリンターのプリンタープロファイルを作成できるカラーマネジメントツールです。
生産終了になってしまいました。
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参考記事
X-Rite i1Publish Pro 3
i1Publish Pro 3は一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンター、レーザープリンターやオフセット印刷などのCMYKプリンターのカラープロファイルを作成できるツールです。
※i1Publish Pro 3はモニターキャリブレーション、スキャナーのプロファイル作成などの機能も含み、EIZO ColorEdge CS2400RやCS2400Sなどの外付け測色器としても使用できます。
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その他のプリンタープロファイル作成可能なツール
1000パッチくらいのカラーチャートを使って精度の高いプリンタープロファイルを作成するにはX-Rite i1Photo Pro3などの機器が必要ですが、販売終了になってしまいました。
そのため、小規模な仕事をしている人が一般的な店で購入して精度の高いプリンタープロファイルを作成できるような機器が少なくなってしまいました。
一般的な店やオンラインストアで購入はできないかもしれませんが、その他のプリンタープロファイル作成ツールの例をあげてみます。
MYIRO-1
MYIRO-1はプリンタープロファイルが作成できるようですが、一般的な店で購入できず、MYIRO本社やコニカミノルタなどに見積もり依頼をする必要があります。
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MYIRO-1|MYIRO
カラーマネジメント機能が付いたレーザープリンターやLEDプリンターなどがあります。
そのようなプリンターは、多くの場合プリンター専用のRIPにプリンターのキャリブレーションの機能などがあります。
そのため、外部のプリンタープロファイル作成ソフトと測色器を使って管理するスタイルではなく、RIPに備わった機能でキャリブレーションなどの色管理の作業をするのが普通です。
※RIPは、おおまかに言えば、送られてきたデータからプリンター出力用のCMYKの各版を作る装置です。
ただしその場合も、測色器はプリンターに付属しておらず、i1Pro3などの測色器だけは別途購入する必要があるかもしれません。
カメラのカラーマネジメントに必要なツール
デジタルカメラでの写真撮影もある程度まではカラーマネジメントできます。
予め色彩値が分かっているカラーターゲットを利用してカメラプロファイルの作成やホワイトバランスを行うことで色を管理できます。
ただし、プリンター出力やモニターの表示のような高い精度のカラーマネジメントはできません。
数値的に理屈に則って画像入力することでその後の色の操作をしやすくする、といった用途です。
Calibrite ColorChecker Classic
Calibrite ColorChecker Classicはカメラプロファイルを作成したり現像やレタッチをするときの色の基準に利用したりできるカラーターゲットです。
ColorChecker ClassicをRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
Calibrite ColorChecker Passport Photo 2はカメラプロファイルを作成したりホワイトバランスをとったりするのに使用できるカラーターゲットです。
ColorChecker Passport Photo 2をRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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参考記事
Calibrite ColorChecker Digital SG
Calibrite ColorChecker Digital SGはカメラプロファイルを作成できるカラーターゲットです。
ColorChecker Passport Photo 2をRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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Datacolor SpyderCheckrPhoto
Datacolor SpyderCheckrPhotoはCalibriteColorCheckerPassport2とサイズも形もよく似たカラーターゲットです。
だいたいColorCheckerPassport2等と似たようなことができます。
カメラのカラーマネジメントの方法はCalibriteのColorCheckerとは少し違います。ColorCheckerはAdobeの現像ソフト等で使用できるカメラプロファイルを作りますが、SpyderCheckrはAdobeの現像ソフト等の色の調整内容のプリセットを作ります。
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Datacolor SpyderCHECKR24
SpyderCHECKR24でだいたいSpyderCheckrPhotoと同じようなことができます。
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参考記事
Datacolor SpyderCHECKR
SpyderCHECKRはSpyderCHECR 24よりパッチが多いなど、上位の製品です。
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参考記事
SpyderX Capture Pro
カメラのカラーマネジメント用のSpyderCHECKRと、モニターキャリブレーションツールSpyderX Elite、その他写真撮影用のツールがセットになった製品です。
Calibrite ColorChecker Studio
Calibriteのプリンタープロファイル作成ツール「ColorChecker Studio」には小さいサイズのカラーターゲット「カラーチェッカークラシックミニ」というものが付属しているので、これを使って一応カメラプロファイルが作れます。
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参考記事
i1Photo Pro3(生産終了)
i1Photo Pro3は生産終了になってしまいました。
カラーマネジメントツール「i1Photo Pro3」には小さいサイズのカラーターゲット「カラーチェッカークラシックミニ」というものが付属しているので、これを使って一応カメラプロファイルが作れます。
Raw現像時のホワイトバランスと露出の調整のツール
Datacolor SpyderCUBE
SpyderCUBEは、簡単に言うとABS樹脂でできた立方体に真っ白な部分と真っ黒な部分と何段階かのグレーの部分があるので、Raw現像時にその各部分の数値を見ながらホワイトバランスと露出の調整ができるというものです。
詳しくはメーカーのサイトをご覧ください。
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その他 大きいサイズのカラーターゲット
Calibrite ColorChecker White Balance(カラーチェッカーホワイトバランス)
ColorChecker White Balance(カラーチェッカーホワイトバランス)はカラーチェッカー・パスポートより大きいサイズのホワイトバランスターゲットです。
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ColorCheckerターゲット用ケース
CalibriteのA4サイズのColorCheckerターゲット用のケースがありました。
入れて持ち歩いたり、現場でカラーターゲットを自立させたり、何かに引っ掛けてぶら下げたりできるらしいです。
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スキャナーのカラーマネジメントに必要なツール
スキャナーでスキャニング作業をするとき、カラーマネジメントを行なって原稿と同じ色でスキャニングしたい場合、スキャナーのプロファイルが必要です。
スキャナープロファイルを作成できるツールを使うと、カラーマネジメントを行なってスキャニングできます。
SilverFast Ai Studio
LaserSoft Imagingのソフト「SilverFast Ai Studio」はIT8カラーターゲットを使用したスキャナープロファイル作成機能を備えたスキャニングソフトです。
SilverFast Ai Studioはソフトウェアで、SilverFastのウェブサイトでダウンロード購入できます。
SilverFastのウェブサイト
- Scanner Software: World-Leading – Try It Now for Free SilverFast
- SilverFast Buy :: LaserSoft Imaging – SilverFast
さらに、スキャナープロファイルを作成するためには、IT8カラーターゲットを購入する必要があります。
IT8カラーターゲットもSilverFastのサイトで購入できます。
紙焼き写真などの反射原稿をスキャニングするためのスキャナープロファイルを作成するためには、反射原稿用のカラーターゲットを購入します。
フィルムなどの透過原稿をスキャニングするためのスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを購入します。
参考記事
Calibrite ColorChecker Studio
ColorChecker Studioにはスキャナープロファイル作成機能が含まれています。
ColorChecker Studioに付属しているミニサイズのカラーターゲットを使用して、反射原稿用のスキャナープロファイルを作成できます。
ただし、パッチ数の少ないミニサイズのカラーターゲットでは、それほど精度の高いスキャナープロファイルは作成できないかもしれません。
「ColorChecker デジタル SG」などパッチ数の多いカラーターゲットを別途購入すると、ある程度精度の高い反射原稿用のスキャナープロファイルが作成できるでしょう。
一方、透過原稿用のスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを別途購入する必要があります。
ColorChecker Studioの説明があまり詳しくなく、カラーターゲットの需要も減っていることもあり、ColorChecker Studioに対応している透過型のカラーターゲットは入手しにくいです。
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参考記事
X-Rite i1Photo Pro3(生産終了)
i1Photo Pro3にはスキャナープロファイル作成機能が含まれています。
i1Photo Pro3は生産終了になってしまいました。
i1Photo Pro3に付属しているミニサイズのカラーターゲットを使用して、反射原稿用のスキャナープロファイルを作成できます。
ただし、パッチ数の少ないミニサイズのカラーターゲットでは、それほど精度の高いスキャナープロファイルは作成できないかもしれません。
「ColorChecker デジタル SG」などパッチ数の多いカラーターゲットを別途購入すると、ある程度精度の高い反射原稿用のスキャナープロファイルが作成できるでしょう。
一方、透過原稿用のスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを別途購入する必要があります。
X-Rite i1Publish Pro3
i1Publish Pro3にはスキャナープロファイル作成機能が含まれています。
i1Publish Pro3に付属しているミニサイズのカラーターゲットを使用して、反射原稿用のスキャナープロファイルを作成できます。
ただし、パッチ数の少ないミニサイズのカラーターゲットでは、それほど精度の高いスキャナープロファイルは作成できないかもしれません。
「ColorChecker デジタル SG」などパッチ数の多いカラーターゲットを別途購入すると、ある程度精度の高い反射原稿用のスキャナープロファイルが作成できるでしょう。
一方、透過原稿用のスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを別途購入する必要があります。
測色器などの電子機器の廃棄方法 〜小型家電リサイクル法に基づいて〜
電気製品は一定の年数が経てば壊れてしまいます。
カラーマネジメントツールも測色器などは電子機器なので、一定の年数が経てば壊れてしまいます。
カラーマネジメントツールの中でも測色器など電子機器が壊れた場合、廃棄方法は気をつける必要があります。
電子機器はたいてい希少金属が入っており、単純に「燃やせないゴミ」などに出すと希少金属が再利用できなくなります。
かといって、引き取ってもらう先を間違えると、国際法の網をくぐって外国へ輸出され、適切に再資源化もされないまま現地で鉛や水銀汚染などが起こり人々が健康被害で苦しむという恐るべき事態が引き起こされます。
すでにそういった事態は引き起こされ、深刻な状況になっています。
参考記事
以上、どのような用途でどのカラーマネジメントツールを買えば良いかご紹介しました。
参考記事