モニターの表示とプリンターの印刷結果の色を合わせるなど、カメラ、スキャナー、モニター、プリンター、オフセット印刷などで色を正確に扱うため、カラーマネジメントシステムを利用して色の管理をします。
カラーマネジメントを行うには専用の機器が少し必要ですが、種類がたくさんあってまぎらわしく、どの機器が必要なのか分かりにくいです。
カラーマネジメントを行うためにどのようなツールを用意すると良いか、一例を紹介します。
- 機器などを買うときの参考情報
- ディスプレイのカラーマネジメントに必要な機器
- プリンターのカラーマネジメントに必要なツール
- カメラのカラーマネジメントに必要なツール
- Calibrite ColorChecker Classic
- Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
- Calibrite ColorChecker Digital SG
- datacolor SpyderCheckrPhoto
- datacolor SpyderCHECKR24
- datacolor SpyderCHECKR
- datacolor Spyder X2 PhotoStudio
- Calibrite ColorChecker Studio
- Raw現像時のホワイトバランスと露出の調整のツール
- その他 大きいサイズのカラーターゲット
- ColorCheckerターゲット用ケース
- スキャナーのカラーマネジメントに必要なツール
- 測色器などの電子機器の廃棄
機器などを買うときの参考情報
物の製造には深刻な国際問題も関係しています。
機器を使用する私たちユーザーも国際問題の当事者の一人です。
物を買う場合は社会的責任を果たしているメーカーや店の製品を選んで、やりがいのある仕事や創作活動をしましょう。
武装勢力や児童労働と関わりのある原料
報道によれば、電子機器などの製造に必要な鉱物には武装勢力の資金源になっている鉱山で生産されたり児童労働につながっているものがあります。
紛争や児童労働などに関わりのない鉱物を使用しているかどうか、製造メーカーがきちんと管理された道筋で原料を調達しているかどうかなどを確認してみましょう。
「メーカー名 + 紛争鉱物」などで検索すると、メーカーの公式サイト内の原料調達に関する取り組みや調査結果の報告のページなどが見つかります。
詳しく取り組みや結果を報告しているメーカーもあれば、報告などはほとんど公開していないメーカーもあります。
参考



参考書籍
以下の本で先進国から他の貧困国へ環境汚染その他の被害が押し付けられ外部化されていることなどが説明されていました。
使用後の壊れた製品の回収
壊れたパソコンのモニターなどの機器類は法律に従ってPCリサイクルや小型家電リサイクルに出したりして再資源化します。
パソコンやモニターの場合なら「メーカー名 + PCリサイクル」などで検索すると各メーカーの回収・再資源化の申込や回収率の報告書などのページが見つかります。
分かりやすくていねいに説明しているメーカーもあれば、そうでもないメーカーもあります。
激安品より適正な価格の製品を使った方が最終的に自分のビジネスもうまくいく
人権や環境に配慮して真面目に製品を作る場合と、人権や環境に配慮せずに作る場合では、配慮して作る方がコストがかかるので製品の価格は高くなります。
自分のビジネスや暮らしで人権や環境に配慮して製造された適正な価格の製品を使うと、まわりまわって自分も他人も人権が守られ、自分の生活環境も地球環境全体も保全され、生活も仕事もしやすくなり、まわりまわって自分の取引先も適正価格で商品を販売できるようになり、その結果自分のビジネスで販売している製品やサービスも激安ではなく適正価格で販売できるようになります。地球環境が保全されれば文明が存続し、人間以外の生き物も人間の巻き添えで絶滅したりせず暮らしやすくなり、人間やエゾリスやスズムシやその他諸々の全員にとって仕事も生活もしやすい世界になります。
参考書籍
「経済の基礎的知識をつなぐ根本的な考え方をきめ細かく追求することを通して、経済学の全容を平易に解明した入門書」
ディスプレイのカラーマネジメントに必要な機器
ディスプレイのカラーマネジメントを行うには、普通の液晶モニター等のキャリブレーションをする機器を使うか、カラーマネジメントモニターを使います。
普通のモニターのキャリブレーションを行う機器
カラーマネジメントモニターではない普通のディスプレイでも、モニターキャリブレーションツールを使用してソフトウェアキャリブレーションが可能です。
以下はモニターキャリブレーションツールの一例です。
Calibrite Display 123
Calibrite® Display 123 はごく簡易的なモニターキャリブレーションツールです。
詳しくない人でもできるだけ簡単にキャリブレーションを行えるようになっているため、設定項目などがわずかしかありません。
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参考記事


Calibrite Display SL
Calibrite®「Display SL」は初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
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参考記事


datacolor Spyder
datacolor「Spyder」は初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
「SpyderX Pro」より新しい機種です。
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参考記事

datacolor SpyderX Pro
datacolor「SpyderX Pro」は初級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
「Spyder」より前からある機種です。
メーカーのページ
参考記事


Calibrite Display Pro HL
Calibrite「Display Pro HL」は中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのDisplay SLよりも設定項目や機能が多いです。測定できる輝度の最大値も大きいです。
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参考記事


datacolor Spyder Pro
datacolor「Spyder Pro」は中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きの機種よりもキャリブレーション目標を細かく自由に設定でき、機能も少し多いです。
輝度を2000cd/m2まで測定でき、初級者向きの機種よりも高輝度のモニターもキャリブレーションできます。(室内で使う一般的なパソコンならせいぜい200cd/m2まで測定できれば問題ありません。)
Spyder X2 Elite より新しい機種です。
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参考記事

datacolor Spyder X2 Elite
datacolor「Spyder X2 Elite」は初級〜上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きのモニターキャリブレーションツールよりも設定項目や機能が多いです。
「Spyder Pro」より前に発売された機種です。
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参考記事

動画を扱う業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツール
印刷用やWeb用の写真など、一般的な静止画像を扱う作業なら上記のモニターキャリブレーションツールがあればほとんど問題ありません。
この他に、映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールがあります。下位の機種と比べて測定可能な輝度の上限や設定のプリセットの種類などに違いがあります。
Calibrite Display Plus HL
Calibrite「Display Plus HL」は映像制作の業務などにも対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
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参考記事

datacolor Spyder Pro
datacolor「Spyder Pro」は中上級者向きのモニターキャリブレーションツールです。
初級者向きの機種よりもキャリブレーション目標を細かく自由に設定でき、機能も少し多いです。
輝度を2000cd/m2まで測定でき、初級者向きの機種よりも高輝度のモニターもキャリブレーションできます。
Spyder X2 Ultra より新しい機種です。
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datacolor Spyder X2 Ultra
datacolor Spyder X2 Ultraは映像制作の業務などに対応した上位機種のモニターキャリブレーションツールです。
「Spyder Pro」より前に発売された機種です。
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モニターキャリブレーションツールの機能比較
Calibriteの製品の機能比較
Calibrite公式サイトの「学習センター Learning アーカイブ – Calibrite – Japan」というページに「比較表 – デバイス」という各製品の機能比較表があります。
datacolorの製品の機能比較
datacolorの以下のページにSpyder、Spyder Proの比較表があります。
datacolorの以下のページにSpyder X Pro、Spyder X2 Elite、Spyder X2 Ultraの比較表があります。
カラーマネジメントモニター
モニター自体に高い精度でキャリブレーションを行う機能が備わっていて、ハードウェア・キャリブレーションが可能なモニターがあります。
ハードウェア・キャリブレーションはソフトウェア・キャリブレーションよりも精度が高く画質も損なわれにくいです。
ハードウェア・キャリブレーションが可能なモニターは「カラーマネジメントモニター」「カラーマネジメントディスプレイ」などの名前で販売されている場合が多いです。
表示可能な色域の違いについて sRGB、AdobeRGBなど
表示できる色域がsRGBをカバーしているカラーマネジメントモニターや、さらに色域が広くAdobeRGBをほぼカバーしているカラーマネジメントモニターもありますが、いずれも正確にハードウェアキャリブレーションができます。
なお、AdobeRGBをほぼカバーしている広色域のモニターが必ずしもカラーマネジメントモニターとは限りません。表示可能な色域がAdobeRGBをほぼカバーしているモニターでもハードウェア・キャリブレーションはできない普通の液晶ディスプレイもあります。
カラーマネジメントモニターを使うときに最も重要なことは正しくキャリブレーションをできるです。正しくキャリブレーションができれば、一般的な写真なら色域がsRGBくらいの機種でもAdobeRGBのデータをたいてい問題なく正確に扱えます。
もしsRGBを超える色を持っているデータの色も寸分違わずモニターでそのまま表示する必要があればAdobeRGBをカバーしている機種が必要です。(例えばAdobeRGBなどの色空間で作られたイラストの色やオフセット印刷用のデータの色を寸分違わずそのままモニターで表示したい場合など。)
参考記事


カラーマネジメントモニターの例
EIZO ColorEdge CS2400R
EIZO® ColorEdge® CS2400Rは色域がsRGBカバー率100%のカラーマネジメントモニターです。
一般的な写真などを扱う作業ならCS2400Rでたいてい問題ありません。
CS2400Rは外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
オプションの別売り測色器も販売されています。
CS2400R本体
CS2400Rの別売測色器

CS400R本体と測色器のセット販売もあります。
CS400R本体+測色器 セット
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参考記事


EIZO ColorEdge CS2400S
EIZO ColorEdge CS2400Sは色域がAdobeRGBカバー率99%のカラーマネジメントモニターです。
CS2400Sは外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
オプションの別売り測色器も販売されています。
CS2400S本体
CS2400S対応の別売測色器

CS2400Sと測色器のセット販売もあります。
CS2400S+測色器 セット
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参考記事


EIZO ColorEdge CS2731
EIZO ColorEdge CS2731 は色域がAdobeRGBカバー率99%、サイズが27.0型のカラーマネジメントモニターです。
CS2731は外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
オプションの別売り測色器も販売されています。
CS2731本体
CS2731対応の別売測色器

CS2731+測色器 セット
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EIZO ColorEdge CS2740
EIZO ColorEdge CS2740 はAdobe RGBカバー率99%、26.9型、解像度が4K UHD(3840×2160)のカラーマネジメントモニターです。
CS2740は外付けの測色器を使用するカラーマネジメントモニターです。
キャリブレーションを行うためにはモニター本体の他に対応する測色器が必要です。
オプションの別売り測色器も販売されています。
CS2740本体
CS2740対応の別売測色器

CS2740+測色器 セット
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参考記事

EIZO ColorEdge CG2420-Z
EIZO ColorEdge CG2420-Z はAdobe RGBカバー率99%、24.1型、測色器内蔵のカラーマネジメントモニターです。
測色器内蔵なので本体だけでキャリブレーション作業ができます。
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参考記事

EIZO ColorEdge CG2400S
EIZO ColorEdge CG2400SはAdobe RGBカバー率99%、24.1型、測色器内蔵のカラーマネジメントモニターです。
一般的な写真などの静止画を扱う機能についてはCG2420-Zと仕様がほぼ似ています。
さらにHDR映像を扱えるなど、CG2420-Zと比べて映像を扱う作業に必要な機能が加わっています。
測色器内蔵なので本体だけでキャリブレーション作業ができます。
CG2400S本体
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EIZO ColorEdge CG2700S
EIZO ColorEdge CG2700S はAdobe RGBカバー率99%、27.0型、解像度がWQHD(2560×1440)、測色器内蔵のカラーマネジメントモニターです。
HDR映像を扱えるなど、映像関連の業務向きです。一般的な写真などの静止画を扱う作業でも使えます。
測色器内蔵なので本体だけでキャリブレーション作業ができます。
CG2700S本体
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プリンターのカラーマネジメントに必要なツール
インクジェットプリンターなどで印刷するとき、プリンター出力用のカラープロファイルを使用することで正確な印刷ができます。
プリンター出力用のカラープロファイルはたいていはプリンターに付属しています。例えばEPSON®のプリンターならEPSON純正紙に印刷するときに使うカラープロファイルが付属しています。
プリンター付属のカラープロファイルを使えばある程度正確に出力できますが、プリンターをしばらく使っていると色が変化し、また同じ機種でもそれぞれのプリンターで多少は出力結果に差があるので、プリンタープロファイル作成ツールを使ってプリンター出力用のカラープロファイルを自分で作ると高い精度でプリンターのカラーマネジメントができます。
Calibrite ColorChecker Studio
Calibrite ColorChecker Studioは簡易的なプリンタープロファイル作成ツールです。
一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンターのプロファイル、レーザープリンターなどのCMYKプリンターのプロファイル、ともに作成できます。
※ColorChecker Studioにはモニターキャリブレーション機能もあり、ColorChecker Studioがあれば普通のモニターのソフトウェアキャリブレーションができます。またColorChecker StudioはEIZO ColorEdge CS2400RやCS2400Sなどの外付け測色器としても使用できます。
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参考記事


datacolor SpyderPrint
datacolor SpyderPrintは簡易的なプリンタープロファイル作成ツールです。
一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンターのプロファイルが作成できます。レーザープリンターなどのCMYKプリンターのプロファイルは作成できません。
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datacolor Spyder X2 PrintStudio
Datacolor Spyder X2 PrintStudio はプリンタープロファイル作成ツールSpyderPrintとモニターキャリブレーションツールSpyder X2 Ultraなどがセットになった製品です。
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X-Rite i1Publish Pro 3
X-Rite i1Publish Pro 3は一般的なインクジェットプリンターなどのRGBプリンター、レーザープリンターやオフセット印刷などのCMYKプリンターのカラープロファイルを作成できるツールです。
※i1Publish Pro 3はモニターキャリブレーション、スキャナーのプロファイル作成などの機能も含み、EIZO ColorEdge CS2400RやCS2400Sなどの外付け測色器としても使用できます。
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その他のプリンタープロファイル作成可能なツール
1000パッチくらいのカラーチャートを使って精度の高いプリンタープロファイルを作成するにはX-Rite i1Photo Pro3やX-Rite i1Publish Pro3などの機器が必要ですが、i1Photo Pro3は販売終了になってしまいました。
そのため、小規模な仕事をしている人が精度の高いプリンタープロファイルを作成できるような機器が少なくなってしまいました。
一般的な店やオンラインストアで購入はできないかもしれませんが、その他のプリンタープロファイル作成ツールの例をあげてみます。
MYIRO-1
MYIRO-1はプリンタープロファイルが作成できるようですが、一般的な店で購入できず、MYIRO本社やコニカミノルタなどに見積もり依頼をする必要があります。
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MYIRO-1|MYIRO
カラーマネジメント機能が付いたレーザープリンターやLEDプリンターなどがあります。
そのようなプリンターは、多くの場合プリンター専用のRIPにプリンターのキャリブレーションの機能などがあります。
そのため、外部のプリンタープロファイル作成ソフトと測色器を使って管理するスタイルではなく、RIPに備わった機能でキャリブレーションなどの色管理の作業をするのが普通です。
※RIPは、おおまかに言えば、送られてきたデータからプリンター出力用のCMYKの各版を作る装置です。
ただしその場合も、測色器はプリンターに付属しておらず、i1Pro3などの測色器だけは別途購入する必要があるかもしれません。
カメラのカラーマネジメントに必要なツール
デジタルカメラでの写真撮影もある程度まではカラーマネジメントができます。
予め色彩値が分かっているカラーターゲットを利用してカメラプロファイルの作成やホワイトバランスの調整を行うことで色を管理できます。
ただし、プリンター出力やモニターの表示のような高い精度のカラーマネジメントはしにくいです。
数値的に理屈に則って画像入力することでその後の色の操作をしやすくする、といった用途です。
Calibrite ColorChecker Classic
Calibrite ColorChecker Classicはカメラプロファイルを作成したり現像やレタッチをするときの色の基準に利用したりできるカラーターゲットです。
ColorChecker ClassicをRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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Calibrite ColorChecker Passport Photo 2
Calibrite ColorChecker Passport Photo 2はカメラプロファイルを作成したりホワイトバランスの調整をしたりするのに使用できるカラーターゲットです。
ColorChecker Passport Photo 2をRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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参考記事

Calibrite ColorChecker Digital SG
Calibrite ColorChecker Digital SGはカメラプロファイルを作成できるカラーターゲットです。
olorChecker Digital SGをRAWで撮影し、CalibriteのサイトでダウンロードしたカメラキャリブレーションソフトウェアでRAWデータを読み込んでカメラプロファイルを作成できます。
カメラプロファイルはAdobe® Lightroom Classicなどで現像するときに読み込んで使用できます。
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datacolor SpyderCheckrPhoto
Datacolor SpyderCheckrPhotoはCalibrite「ColorChecker Passport Photo 2」とサイズも形もよく似たカラーターゲットです。
だいたい「ColorChecker Passport Photo 2」等と似たようなことができます。
カメラのカラーマネジメントの方法はCalibriteのColorCheckerとは少し違います。ColorCheckerはAdobeの現像ソフト等で使用できるカメラプロファイルを作りますが、SpyderCheckrはAdobeの現像ソフト等の色の調整内容のプリセットを作ります。
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datacolor SpyderCHECKR24
SpyderCHECKR24でだいたいSpyderCheckrPhotoと同じようなことができます。
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datacolor SpyderCHECKR
SpyderCHECKRはSpyderCHECKR 24よりパッチが多いカラーターゲットです。
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参考記事

datacolor Spyder X2 PhotoStudio
datacolor Spyder X2 PhotoStudioはカメラのカラーマネジメント用のSpyder Checkrと、モニターキャリブレーションツールSpyder X2 Ultra、その他写真撮影用のツールがセットになった製品です。
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Calibrite ColorChecker Studio
Calibriteのプリンタープロファイル作成ツール「ColorChecker Studio」には小さいサイズのカラーターゲット「カラーチェッカークラシックミニ」というものが付属しているので、これを使って一応カメラプロファイルが作れます。
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参考記事


Raw現像時のホワイトバランスと露出の調整のツール
datacolor SpyderCUBE
SpyderCUBEは、簡単に言うとABS樹脂でできた立方体に真っ白な部分と真っ黒な部分と何段階かのグレーの部分があるので、Raw現像時にその各部分の数値を見ながらホワイトバランスと露出の調整ができるというものです。
詳しくはメーカーのサイトをご覧ください。
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その他 大きいサイズのカラーターゲット
Calibrite ColorChecker White Balance(カラーチェッカーホワイトバランス)
ColorChecker White Balance(カラーチェッカーホワイトバランス)はカラーチェッカー・パスポートより大きいサイズのホワイトバランスターゲットです。
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ColorCheckerターゲット用ケース
CalibriteのA4サイズのColorCheckerターゲット用のケースがありました。
入れて持ち歩いたり、現場でカラーターゲットを自立させたり、何かに引っ掛けてぶら下げたりできるらしいです。
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スキャナーのカラーマネジメントに必要なツール
スキャナーでスキャニング作業をするとき、カラーマネジメントを行なって原稿と同じ色でスキャニングしたい場合、スキャナーのプロファイルが必要です。
スキャナープロファイルを作成できるツールを使うと、カラーマネジメントを行なってスキャニングできます。
SilverFast Ai Studio
LaserSoft Imagingのソフト「SilverFast Ai Studio」はIT8カラーターゲットを使用したスキャナープロファイル作成機能を備えたスキャニングソフトです。
SilverFast Ai Studioはソフトウェアで、SilverFastのウェブサイトでダウンロード購入できます。
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さらに、スキャナープロファイルを作成するためには、IT8カラーターゲットを購入する必要があります。
IT8カラーターゲットもSilverFastのサイトで購入できます。
紙焼き写真などの反射原稿をスキャニングするためのスキャナープロファイルを作成するためには、反射原稿用のカラーターゲットを購入します。
フィルムなどの透過原稿をスキャニングするためのスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを購入します。
参考記事

Calibrite ColorChecker Studio
ColorChecker Studioにはスキャナープロファイル作成機能が含まれています。
ColorChecker Studioに付属しているミニサイズのカラーターゲットを使用して、反射原稿用のスキャナープロファイルを作成できます。
ただし、パッチ数の少ないミニサイズのカラーターゲットでは、それほど精度の高いスキャナープロファイルは作成できないかもしれません。
「ColorChecker デジタル SG」などパッチ数の多いカラーターゲットを別途購入すると、ある程度精度の高い反射原稿用のスキャナープロファイルが作成できるでしょう。
一方、透過原稿用のスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを別途購入する必要があります。
ColorChecker Studioの説明があまり詳しくなく、カラーターゲットの需要も減っていることもあり、ColorChecker Studioに対応している透過型のカラーターゲットは入手しにくいです。
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参考記事


X-Rite i1Publish Pro3
i1Publish Pro3にはスキャナープロファイル作成機能が含まれています。
i1Publish Pro3に付属しているミニサイズのカラーターゲットを使用して、反射原稿用のスキャナープロファイルを作成できます。
ただし、パッチ数の少ないミニサイズのカラーターゲットでは、それほど精度の高いスキャナープロファイルは作成できないかもしれません。
「ColorChecker デジタル SG」などパッチ数の多いカラーターゲットを別途購入すると、ある程度精度の高い反射原稿用のスキャナープロファイルが作成できるでしょう。
一方、透過原稿用のスキャナープロファイルを作成するためには、透過原稿用のカラーターゲットを別途購入する必要があります。
測色器などの電子機器の廃棄
電子機器はたいてい希少金属が入っており、単純に「燃やせないゴミ」などに出すと希少金属が再利用できなくなります。
また、引き取ってもらう先を間違えると、国際法の網をくぐって外国へ輸出され、適切に再資源化もされないまま現地で深刻な環境汚染が起きます。
壊れた機器は法律に基づいて正しく再資源化しましょう。
家庭系の廃棄物と事業系の廃棄物で処分方法は異なります。
参考記事

以上、どのような用途でどのカラーマネジメントツールを買えば良いかの一例でした。
参考記事




