仕事としてではなく、個人的に写真を撮るときに楽しく撮る方法の例です。
写真の教則本の説明は意識せずただ単純に撮影する
教則本の説明を意識して撮影した場合の例
書店に写真の教則本が数多くあり、構図などについても説明されています。
写真を撮るなら見映えのする写真が撮りたいと思い、教則本を読んでみます。
休日に出かけた先などで写真を撮るとき、教則本で読んだ説明を思い出して、良い構図を考えながら撮ってみたりします。
しかしそのようにして撮影してみたとしても、そう簡単に教則本の参考例のように見映えのする感じに撮れるものでもありません。
私の場合、教則本の構図の説明を意識して撮っているうちにだんだんストレスになってきて、休日の息抜きに写真を撮っているだけなのに疲れてきます。
教則本の構図の説明を意識せずただ撮ると楽しめる
疲れたら教則本の説明を意識するのをやめて、撮りたいものを適当に好きなようにフレーム内に入れてただ撮ると気軽で楽しんで撮影できます。
旅先の風景を目で見たままに撮影したければ、目で見えている通りに上半分が空で下半分が地面のような構図で撮ったりします。
目の前にある何か特定の物を撮ろうと思ったらフレームの中心に入れて撮ったりします。
目の前に撮りたいものがいくつかあったら、引き算のようなことをせずに適当に前後に移動したりレンズをズームさせたりして撮りたいものを適当に全部フレーム内に入れて撮ってみたりします。
いずれも写真撮影の教則本によればあまり好ましくない例とされていますが、仕事や学校の課題などでなく個人的な楽しみで写真を撮るならそのようにして気軽に楽しんで撮るのも良いでしょう。
露出は適切に判断して撮る
露出は適切に調節しなければ白飛びし過ぎたり真っ暗になったりするので、適正なシャッタースピードや絞りやISO感度に調節して撮ります。
露出関係の設定はカメラの露出計のメモリなどを見て行う単純な操作なので特にストレスにはなりません。
ヒストグラムを確認
ISO感度を決めて、カメラの露出計の数値を見ながらシャッタースピードと絞りの数値を決めて、撮影します。
1枚撮影したらカメラの液晶画面でヒストグラムを見ます。
ヒストグラムの山が明るい方の端(右端)にギリギリ付かないくらいになっているとちょうど良い場合が多いです。
設定を変えてまた撮る
カメラの露出計が示した数値に従って撮影すると暗すぎる場合がよくあります。その場合は設定を変えてまた撮ります。
露出が多いとき
ヒストグラムの山が右端にくっついてしまっていたら、白飛びしてしまっている部分があるということなので、露出を少なくしてもう一度撮ります。
ヒストグラムの山が座標の右端に付かず少し手前で止まっていれば、白飛びしている場所はなく、十分明るく撮れています。
RAWで撮影しているなら、現像ソフトで露光量を下げれば自然な見た目で暗くもできます。
※照明や太陽や太陽の反射などが写っている場所はたいていは白飛びしていても問題ありません。照明や太陽や太陽光が反射している場所を目で見ると階調はなくただ明るくしか見えないので、写真を撮るときも目で見たときと同じようにたいていは白飛びさせます。
露出が少ないとき
ヒストグラムの山が右端よりかなり手前までしかなく、ヒストグラムの山のすそとヒストグラムの座標軸の右端までかなり空いているなら、空きすぎかもしれません。
少し露出を多くしてもう一度撮ります。
RAWで撮影してパソコンで現像するなら露出が少なくても現像ソフトで明るくすれば問題ないように感じるかもしれません。
しかし、経験上、ヒストグラムの右端がかなり空いている写真を現像ソフトで明るくした写真と、撮影段階でヒストグラムが右端の少し手前まできている状態の写真なら、後者の方が自然な見た目の写真に仕上がります。
ノイズを減らすためISO感度は上げ過ぎないのも良い
現代のデジタルカメラは非常に高感度になり、ISO感度の設定を上げておけば早く動いているものでも暗い夜間の風景でも何でも手で持って撮影してある程度無難に撮れるかもしれません。
しかし、感度を上げるとノイズが増えます。
夜の風景をISO感度100などで撮影するなら三脚が必要ですが、ノイズが非常に少ない写真が撮れます。
夜の風景をカメラを手で持ってブレずに撮影できるくらいISO感度を上げて撮影すると大量のノイズが入り、現像ソフトなどでノイズ軽減の操作をしたとしてもISO感度100で撮影した場合と同じくらいノイズの少ないきれいな状態にはできません。
ノイズの少ない写真を撮るためにISO感度100や200くらいで撮るのも良いでしょう。
ノイズを考慮した撮影も単純な操作なので特にストレスにはなりません。
スマホなどの画面ならノイズは気にならないかもしれない
スマホの画面はとても小さいので、たとえノイズが大量に入っている写真でもスマホの画面で表示するとノイズはおそらく見えず気になりません。
写真をパソコンの画面で表示したりプリントしたりするとノイズが見えてきます。
個人的に写真を撮るときに楽しく撮る方法の例でした。
参考