Adobe® Photoshop®を使った、家族の集合写真のフォトレタッチの一例です。
フォトレタッチの準備
AdobeRGBにプロファイル変換
sRGBのままでは大幅な色調補正などができないので、もしsRGBの写真ならAdobeRGBにプロファイル変換しておきます。
画像サイズの変更
画像サイズがあまり小さすぎると、フォトレタッチで大幅な調整ができません。
そこで、デジカメでかなり小さいサイズで撮影してしまった写真の場合は、サイズを拡大しておきます。
少なくとも短辺が2000pxくらいはあった方が良いでしょう。
TIFなどで保存しておく
元データは大切なもので直接手を加えない方が良いので、プロファイル変換や画像サイズの変更が終わった画像データをTIF等で別名保存しておきます。
Camera RawやLightroomによる調整作業
Adobe® Photoshop® Camera Rawか、Adobe® Photoshop® Lightroom®で、歪みの補正、明るさ、コントラストの調整をします。
歪みの修正
歪みを大まかに修正します。
明るさ・コントラストの調整
明るさ・コントラストを調整します。
PSDファイルを書き出す
歪み、明るさ・コントラストの基本的な調整が終了したので、PSDファイルを書き出します。
Adobe® Photoshop®での調整
Adobe® Photoshop®で色調補正、その他の細かい調整を行います。
正確な歪みの補正
Camera Raw、またはLightroomの歪み補正の機能では修正しきれない歪みを、Photoshopで修正します。
部分的な明るさの調整
明るさにムラがあって、部分的な明るさの調整が必要な場合は、調整を施します。
トーンカーブの調整レイヤーをマスク処理でかける、画像を複製したレイヤーを演算方法「スクリーン」で乗せてマスク処理で場所や明るさを調整する、などの方法で微妙な調整をします。
全体の色調補正
写真全体の色調補正を、「カラーバランス」「特定色域の選択」などを使って行います。
部分的な色調補正、演出
顔色など、繊細な色調補正や演出が必要な部分を選択的に調整します。
全体の彩度の調整
写真全体の彩度の調整が必要な場合は調整をします。
プロファイル変換、サイズ変更、シャープネス処理、保存して完成
用途に合わせてプロファイル変換、サイズ変更、シャープネス処理、画像保存をして、完成です。
以上、Photoshop®を使った家族の集合写真のフォトレタッチの一例をご紹介しました。
参考記事