写真を撮影したら、プリントして額に入れるなどして部屋や展示室に飾ることも多いでしょう。
写真を飾る時、色々なスタイルの額や加工の方法があり迷うこともあるでしょう。
ここでは写真の額装の方法の例をみてみます。
基本的な方法 写真をブックマットにして額に入れる
写真の額装の基本的な方法として、写真をブックマットにして額に入れるという方法があります。
この方法で、マットがあることでガラスと写真が密着せず、マットとガラスで写真が保護され、写真の周囲に適切な幅の余白が設けられて写真が鑑賞しやすく引き立つ基本的なスタイルになります。
ブックマットを作る
プリントした写真をボードで挟んでブックマットを作ります。
ブックマットを作るには、プリントした写真のサイズに額に入れた時の余白分を加えたサイズの表用、裏用の2枚のマット用のボードを用意し、表用のボードに写真が見えるようにマットカッターで窓を抜き、表用、裏用を一辺でテープで貼り合わせ、写真を挟みます。
窓を開ける作業は難しい
マット用のボード紙を、45度の角度で切れるマットカッターで切って窓を開ける作業は結構難しいです。特に手持ちの簡易的なマットカッターできれいに切るには難しいです。
分厚いボード紙を切るのでカッターで何往復もする必要があり、油断すると曲がったりします。
四隅の角をきれいに切るのはさらに大変です。マットカッターは切り始める位置でカッターの刃を下ろして切り始めることができますが、角をきれいに切って窓を開けるにはかなり作業に慣れる必要があります。
自分で窓を開けるのが困難な場合は、マットに希望の寸法で窓を開けてくれる額縁店でマットを購入するのも良いでしょう。
ブックマット自体を作るのが困難な人のために、写真を送るとブックマットを作って納品してくれる額装店もあります。
手持ちの簡易的なマットカッター
高級なマットカッター
専門業者のカッターの例
参考リンク
ブックマットを額に入れる
ブックマットを作ったら、ブックマットを額に入れて飾れます。
参考リンク
マットの余白と額のスタイルで、もう少し簡易的な方法
ブックマットは基本的に手作りをしなければならないので、自分で作るのは大変な場合も多いでしょう。
店でよく売っている写真用の額の多くが、A4用、六切り用などサイズに合わせて初めから窓を抜いたマットとフレームのセットになっています。
そこで、そういった額とマットのセットを入手して飾るのが簡単です。簡単でありなおかつ写真の周囲にマットの余白を設けた基本的なスタイルの額装にできます。
額縁・額装専門店のサイトに様々な額があります。
マット付き写真用額の例
その他の額、パネル
上記のような基本的な方法では写真に直接糊を付けたりせずに済みます。
そういった基本的な方法の他に、デジカメプリントの店などで余白のないパネル加工など色々な後加工をしているケースも多いです。
そのようなパネル加工は、マットを付けて額に入れる方法と違い、一度パネルにすると写真だけ取り外すようなことはできないものも多いと思われます。
以上、写真の額装の方法の例をみてみました。
広色域の写真プリント ファインアート紙へのプリント
額装の本