ディスプレイを使っていれば、いずれ壊れて廃棄する時がきます。
廃棄する時、廃棄方法を誤ると既に壊れて中古品として販売できない品物でも違法に外国に輸出される恐れがあります。
その結果、恐るべき環境汚染を引き起こすようなことにもなり、そういうことに知らないうちに加担してしまうという悲しい結果になります。
よって、ディスプレイを廃棄するときは十分に注意して、適正な処理をする必要があります。
正しく廃棄しないと仕事や創作活動ができなくなる
カラーマネジメントモニターを使い、カラーマネジメントに則った作業をして、素晴らしい仕事や創作活動を行ったとしても、最後のディスプレイの廃棄を法律に則って適切に行わないなら、それらの仕事や活動は何の意味もなくなってしまいます。
また、持続不可能な事業活動や創作活動を行うと、文明が滅亡してしまい、活動の前提になる土台がなくなるので事業活動も創作活動もできなくなります。
私たちが子どもの頃から受けてきた環境教育の成果を発揮し、自ら使った機器の廃棄処理まで責任を持ち、カラーマネジメントを利用した仕事や活動を意味あるものにしましょう。
家庭用のパソコン等には「PCリサイクルマーク」が貼ってある
ディスプレイは資源有効利用促進法に則って廃棄する
使えなくなったパソコンのディスプレイは資源有効利用促進法に基づいて廃棄することになっています。
そして、家庭から資源有効利用促進法に基づいて廃棄するためには、廃棄する機器に「PCリサイクルマーク」が貼られている必要があります。
家庭用と事業用で回収・処理方法が異なる
パソコンやPCディスプレイは資源有効利用促進法に基づいて廃棄しますが、家庭からの廃棄と事業所からの廃棄で手続きは異なります。
PCリサイクルマークを貼って回収してもらうのは家庭からの廃棄の場合です。
家庭用のパソコン等には、「PCリサイクルマーク」が貼ってある
家庭用のパソコン等をPCリサイクルの仕組みで回収してもらうとき、PCリサイクルマークが貼られている必要があります。
家庭用に販売されているパソコン等には、たいてい購入時にすでに「PCリサイクルマーク」が貼ってあります。
PCリサイクルについて「パソコン3R推進協会」で案内されている
法律に従ったパソコンやディスプレイの廃棄方法について、「パソコン3R推進協会」のウェブサイトで案内されています。
はじめから「PCリサイクルマーク」が貼られていない場合もある
PCリサイクルマークは、家庭用に販売されている機器に初めから貼られている場合もあります。
ところが、家庭用でも購入した段階では貼られておらず、購入した人がメーカーに申し込んでPCリサイクルマークのシールを郵送してもらい、自分で貼る必要がある場合があります。
よって、家庭用にディスプレイを購入したときは必ずPCリサイクルマークが貼られているかどうかを確認し、貼られていない場合はメーカーのウェブサイトなどを確認してPCリサイクルマークの申し込みをしましょう。
各メーカーのPCリサイクルに関するページ
EIZO 製品リサイクルについて
NECディスプレイソリューションズ
BenQ Japan
Apple
三菱電機
【重要!】PCリサイクルマークがないPCモニターでも法律に従って回収に出す
場合によっては、メーカーがよく分からない、メーカーが倒産して存在しない、PCリサイクルの法律ができる前の古いモニターである、などの理由でPCリサイクルマークが貼れないこともあるでしょう。
- メーカーがよく分からない
- メーカーが倒産して存在しない
- PCリサイクルの法律ができる前の古いモニターである
など。
そのような場合、PCリサイクルマークを貼ってメーカーに回収してもらう、という方法がとれません。
PCリサイクルマークがないモニターでも、法律に従って回収に出します。
古いCRTモニターも法律に従って回収に出します。
方法1 リネットジャパンに回収を申し込む
例えば、国認定業者のリネットジャパンでは、CRTモニターも液晶モニターも回収を行っているということです。
そこで、リネットジャパンに回収を申し込むと良いでしょう。
リネットジャパン
方法2 パソコン3R推進協会に回収を申し込む
パソコン3R推進協会では、PCリサイクルマークを貼っていないディスプレイ、メーカーがすでに存在しないディスプレイでも回収しています。
そこで、パソコン3R推進協会に回収を申し込むのも良いでしょう。
パソコン3R推進協会のウェブサイトに、古いモニター、PCリサイクルマークを貼っていないモニターなどに回収方法も説明されています。
パソコン3R推進協会のウェブサイト
以上、パソコンの廃棄方法とPCリサイクルマークについてご紹介しました。
参考記事