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Spyder Checkrとは カメラのカラーマネジメント用ツール・カラーターゲット

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 ディスプレイなどは多くの人がキャリブレーションなどをしてカラーマネジメントをします。
 カメラもカラーマネジメントを行うと現像・レタッチ作業が楽です。
 ここではカメラのカラーマネジメントをするツール、SpyderCheckrをご紹介します。

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カメラのカラーマネジメントのおおまかな説明

カラーマネジメントをしない場合はどうなるか

 カラーマネジメントをしない状態で、カメラで花を撮影し、写真のデータを表示します。

 そうすると、実際の被写体の花とは違う色の写真になっているかもしれません。

カラーマネジメントをするとどうなるか

 カメラのカラーマネジメントを行って、カメラで花を撮影し、写真のデータを表示します。

 そうすると、実際の被写体の花とまあまあ近い色の写真になっています。

 このように、カメラのカラーマネジメントは、被写体の実際の色とできるだけ同じ色の写真ができあがるようにする作業、というような雰囲気です。

カメラのカラーマネジメントはカメラに何かを組み込む訳ではなく、撮影後の画像データを補正する

 多くの場合、カメラのカラーマネジメントはカメラに何かを組み込んで補正するわけではありません。

 カメラはそのままでいつも通り撮影します。

 撮影後の画像データにパソコン上で補正を加えて、実際の被写体の色と近い色にします。

SpyderCheckrはカメラのカラーマネジメントをするツール

 datacolorのSpyderCheckrはカメラのカラーマネジメントを行えるツールです。

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メーカーのページ

SpyderCheckr
Datacolor社の日本代理店イメージビジョン株式会社のページです。

SpyderCheckrは、Camera RawまたはLightroomのプリセットを作って色の補正をする

 SpyderCheckrでは、Adobe®のCamera RawまたはLightroomの、色相・彩度・輝度を操作することでカメラの撮影データを補正します。

 SpyderCheckrでカメラのカラーマネジメントを行う一連の作業を進めると、Camera RawまたはLightroomの、通常の調整のプリセットが作成されます。

 このプリセットは色相・彩度・輝度が少し操作された状態になっています。
 Camera RawまたはLightroom上でこのプリセットを撮影後の画像データに適用することで、色が補正され、実際の被写体の色をまあまあ似た色になります。

datacolorのSpyderCheckrと、X-RiteのColorChecker Passportの違い

SpyderCheckrは調整のプリセットで色補正する

 datacolorのSpyderCheckrは上記のような仕組みで色補正します。

ColorChecker Passportはカメラプロファイルで色補正する

 SpyderCheckrと同じ、カメラのカラーマネジメント用のツールにX-RiteのColorChecker Passportがあります。

 Camera RawやLightroomでは、画像データにカメラプロファイルが適用できます。

 ColorChecker Passportは、Camera RawやLightroomで適用できるカメラプロファイルを作成します。

 Camera RawやLightroomで、画像データに対してカメラプロファイルを適用することで、撮影データを補正します。

SpyderCheckrによるカメラのキャリブレーションのおおまかな手順

カラーターゲットを撮影する

 SpyderCheckrの本体であるカラーターゲットを、カラーマネジメントしたい光源下でRAWで撮影します。

Camera RawかLightroomで現像する

 撮影したRAWデータを、Camera RawかLightroomで現像します。

SpyederCheckrのソフトで、現像後の画像データを開く

 現像した画像データを、SpyederCheckrのソフトで開きます。

 Camera Rawなら一度TIFで書き出して、SpyederCheckrのソフトでTIFを開きます。

 Lightroomなら、LightroomからSpyederCheckrのソフトに直接送るなどします。

SpyederCheckrのソフトで、Camera RawまたはLightroomの調整のプリセットを作り保存

 SpyederCheckrのソフトで若干の処理をし、カメラのカラーマネジメントのための補正内容を、Camera RawまたはLightroom用の調整のプリセットとして保存します。

Camera RawまたはLightroomで、調整のプリセットを適用

 カラーターゲットを撮影したときと同じ光源で撮影した写真のデータに、Camera RawまたはLightroomで、先ほどキャリブレーション用に作った調整のプリセットを適用します。

 その結果、実際の被写体の色にまあまあ近い状態に補正されます。

 ここを出発点にして、必要なフォトレタッチ作業を行います。

参考 ColorCHECKR24で現像ソフト用プリセットを作る手順

 datacolorのカラーターゲットは何種類かあり、RAW現像ソフトで使うためのプリセットを作る手順はいずれもほぼ同じです。

 以下の記事でColorCHECKR24でプリセットを作る手順の一例を紹介しています。

参考記事

datacolor SpyderCHECKR24の使い方 現像ソフト用のプリセットの作成
datacolorの SpyderCHECKR24は写真撮影などでホワイトバランスや露出調整、色の基準等に使用できるカラーターゲットです。  SpyderCHECKRを使ってCameraRawやLightroom Classicで使用できる...

 以上、カメラのカラーマネジメントをするツール、SpyderCheckrをご紹介しました。

Datacolor Spyder CHECKR

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参考記事

datacolor SpyderCHECKR24の使い方 現像ソフト用のプリセットの作成
datacolorの SpyderCHECKR24は写真撮影などでホワイトバランスや露出調整、色の基準等に使用できるカラーターゲットです。  SpyderCHECKRを使ってCameraRawやLightroom Classicで使用できる...
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