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横断歩道上で男の子の命が奪われた事件に関する署名のご紹介

 横断歩道で人が横断しようとしていたら、車は停止するよう法律で定められています。
 ところがこの法律はあまり認識されておらず、多くの子どもたちが横断歩道上で車によって命を奪われています。

 当事務所では「道路交通法第38条」を形骸化させないキャンペーンを勝手に展開しています。

 また一つ、埼玉県で子どもの命が奪われる許されざる事件があり、裁判に関する署名が集められていますのでご紹介します。
【この署名は終了しました】

埼玉県の信号のない横断歩道上で男の子がひき殺された

 2017年4月13日の夕方、男の子が自転車で公園に向かっている途中、信号機のない横断歩道で車の運転手にひき殺されたという事件がありました。

信号のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしていたら、車は停止しなければならない 〜道路交通法第38条〜

 道路交通法第38条により、信号のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしていたら、車は停止しなければならないと定められています。仮に法律がなかったとしても、交通事故防止のためには弱者を優先させる必要があります。

道路交通法第三十八条(横断歩道等における歩行者等の優先)
車両等は、横断歩道又は自転車横断帯(以下この条において「横断歩道等」という。)に接近する場合には、当該横断歩道等を通過する際に当該横断歩道等によりその進路の前方を横断しようとする歩行者又は自転車(以下この条において「歩行者等」という。)がないことが明らかな場合を除き、当該横断歩道等の直前(道路標識等による停止線が設けられているときは、その停止線の直前。以下この項において同じ。)で停止することができるような速度で進行しなければならない。この場合において、横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。

キャンペーン「前を全く見ずに運転し、横断歩道上の息子(9歳)をノンブレーキでひき殺した犯人に厳罰を強く求めます」

 ネットで署名集めなどのキャンペーンができるプラットフォーム「Change.org」において、キャンペーン「前を全く見ずに運転し、横断歩道上の息子(9歳)をノンブレーキでひき殺した犯人に厳罰を強く求めます」が実施されました。

 命を奪われた男の子のご両親が立ち上げたキャンペーンです。

 現在はこのキャンペーンは終了しています。

横断歩道における違法行為の横行に関する参考情報

JAFの「歩行者優先についての自動車運転実態調査」

 この違法の横行については、最近はJAFも少し問題意識を持ったようで、先日JAFによる実態調査が行われました。

交通事故総合分析センター発行『イタルダ インフォメーション No.100』

「公益財団法人 交通事故総合分析センター」発行の『イタルダ インフォメーション No.100』に、特集記事「確認しよう横断歩道 『横断歩行者妨害違反』による自己分析」が掲載されています。
 「横断歩行者妨害違反」について詳しく書かれており、大変参考になります。

 以上、埼玉県で起きた、子どもの命が奪われた事件の裁判に関する署名をご紹介しました。

参考記事

信号のない横断歩道でも車は停止 道交法第38条を形骸化させないキャンペーン実施中
「交通事故」は子どもたちに対する人権侵害の最も身近なものです。  「事故」と言いますが、実際は運転手による交通犯罪が多くを占めています。  「交通事故」にあった子どもたちは、犯罪被害者なのです。  中でも信号のない横断歩道において車が停止し...

参考ウェブサイト

分離信号ホームページ
クルマ社会を問い直す会 - クルマ社会を問い直す会
クルマ優先でなく人優先の社会へ。安全に道を歩きたい。排気ガス、クルマ騒音のない生活を。公共交通、自転車は私たちの足。守ろう地球。減らそうクルマ、増やそう子どもの遊び道。
交通死「遺された親」の叫び
娘の犠牲を無にせず、人命軽視の麻痺した「クルマ優先社会」を問い直し、交通死傷被害を生まない社会を創るために、心の中の娘とともに考え、行動し、発信し続けますキーワードは、「命の尊厳」「交通死傷ゼロ」「被

車社会に関する本