現在はカメラの主流がフィルムからデジタルに変わってからそれほど年月が経っていないため、周囲には大量のフィルムやプリント写真が保管されています。
そういう時代ですから、業種にかかわらず、仕事関連の大量のフィルムや紙焼き写真をスキャニングする必要に迫られている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、仕事関連の写真の大量のフィルムや紙焼き写真をスキャンするのに向いているスキャナーをご紹介します。
仕事の写真の大量スキャンに向くスキャナーの条件
仕事で大量の写真のフィルムや紙焼き写真をスキャンする作業に向くための条件をあげてみます。
フィルムがスキャンできる
フィルムをスキャンするなら、当然ですが紙焼き写真のような反射原稿だけでなくフィルムのような透過原稿がスキャンできる必要があります。
一度に原稿をたくさんセットできる
大量の写真をスキャンする場合、原稿の入れ替えがとても手間になりますので、できるだけ入れ替えの回数を減らしたいものです。
そこで、できるだけ一度にたくさんの原稿をセットできるスキャナーが望ましいです。
写真自体を扱うサービスではなく、仕事上必要な写真をスキャンする場合は上記の二つの条件が満たされれば問題ないと思います。
おすすめのスキャナー DS-G20000(販売終了)
上記の二点の条件を満たすスキャナーということで、EPSONのDS-G20000をおすすめします。
フィルムのスキャンも可能で、光学解像度も写真フィルムのスキャンに十分な数値です。
A3サイズのスキャナーなので、一度にセットできる原稿も多めです。
フィルムなら6コマ×4列セットできます。
紙焼き写真もかなり並べられます。
A3までスキャンできるため、仕事で大きめのものをスキャンするのにも使えます。
仕事で頻繁にスキャニング作業が必要なら、何かと便利です。
DS-G20000の他に、似たようなA3サイズのフラットベッドスキャナーはたくさんありますが、DS-G20000のようにフィルムもスキャンできる機種はあまりありません。
フィルムをスキャンする場合は、別売りの透過原稿ユニットが必要です。
EPSON® DS-G20000 の主な仕様
- 光学解像度 2400dpi
- 光源 白色LED
- 最大有効領域 310×437mm
- 読み取り階調 RGB各色16bit入出力
一度にセットできるフィルム
- 35mmストリップ 6コマ×4列
- 35mmマウント 15コマ
- ブローニー 3列
- 4×5フィルム 4枚
どのくらい微妙な濃さの差まで読み取れるか 最大濃度
メーカーの商品紹介ページによれば、最大濃度3.8Dくらいです。数字が大きい方ほど微妙な濃さの差まで読み取れます。
このくらい読み取れれば十分です。
スキャン後のデータ処理を適切に行えば印刷業でも使える
業務レベルのフォトレタッチの技能があれば、印刷業でも使えます。
大量の写真スキャンが頻繁ではない場合 スキャンサービスを使うのが無難
写真のスキャンが頻繁に発生するなら、上記のスキャナーがおすすめです。
一方、一度大量の写真スキャンを行うだけで、頻繁にスキャン作業が発生するわけではないなら、スキャナーを購入せずにスキャンサービスを利用した方が出費が少ないかもしれません。
かなりの量をスキャンするとなると、スキャンを担当する人はスキャン作業にかかりっきりにならざるをえません。
スキャナー本体と人件費を合わせるとスキャニングサービスのスキャニング料金より高くなってしまうおそれが十分あります。
写真フィルムのスキャニングサービスの例
写真フィルムのスキャニングの場合
節目写真館のフィルムスキャンサービス
写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な、「節目写真館」のフィルムスキャンサービスがあります。
節目写真館のフィルムスキャニングは以下のような特徴があります。
- 最も安いプランで、フィルム1本198円と安価(納期の長い節目プラン)
- 品質はフジフイルムと同等
- 35mmマウント、ブローニー、大判など多種類をスキャン可能
- 1200dpiの他、2400dpiでのスキャンも可能
富士フイルムのフィルムスキャンサービス
富士フイルムのフィルムスキャンサービスです。
参考記事
プリントした紙焼き写真のスキャニングの場合
節目写真館のプリント写真スキャンサービス
写真デジタル化サービスの中でもかなり有名な「節目写真館」でプリント写真のスキャンサービスも行っています。
富士フイルムのプリント写真スキャンサービス
富士フイルムのプリント写真スキャンサービスです。
以上、仕事関連の写真の大量のフィルムや紙焼き写真をスキャンするのに向いているスキャナーをご紹介しました。
参考記事